片持ちばり式擁壁の設計 Ver.12改良内容

ユーザーインターフェースを刷新いたしました。
説明図を多用し、直感的に入力ができるようにしました。
従来は未入力項目や矛盾するデータの場合、どの入力項目が不正なのか分かりづらい場合がありましたが、新UIでは右ペインでOK、NGが表示され、当該項目へマウスダブルクリックで項目へジャンプするなど、使いやすさに配慮したデザインとなっています。

荷重ケースを自由に設定できるようになりました。
必要な荷重組み合わせを追加、削除を行うことができますので、一度の計算で必要とする荷重組み合わせケースを計算できるため、効率的に設計を行うことが可能となっております。また、選択した準拠指針に応じて荷重組み合わせを生成することも可能です。

コンクリートの設計基準強度などの材料特性が編集可能になりました
コンクリートの設計基準強度や許容応力度、鉄筋の材質などを追加登録することが可能になりました。デフォルトで登録されている一般的な材料の特性値を編集することも可能となっております。
これにより、新材料での設計や、過去に造られた擁壁で劣化を考慮した特性値を用いる場合に対応することができます。

【その他の改良内容】
・設計要領・地域別指針の最新内容に対応しました。
・く体浮力の算定位置が(高い位置、低い位置、平均位置)から選択できるようになりました。
・く体寸法や裏込め土形状入力で説明図と寸法図を入力途中で切り替えられるようにし、入力状況をすぐに確認できるようになりました。
・竪壁・つま先・かかと部材は、任意の照査位置を設定し、曲げ・せん断の計算を行うかどうか自由に設定できるようになりました。また、つま先・かかと部材は、照査位置にH/2位置を選択可能となりました。
・「宅地防災」「その他地域」で突起ありの場合、突起無しの滑動照査も同時計算できるようになりました。
・設計調書・数量表はExcelをインストールしていなくても出力可能になりました。
・鉄筋組立図で張出し部と突起の配筋状態も描画できるようになりました。
・「メールを送る」ボタンを追加し、メールによる問合せがしやすくなりました。
・重量等の計算方法を分割法から座標値法に変更。Excel等による検算がしやすくなった。
・土圧の計算で試行くさび・改良試行くさびを選んだ際に、土圧分布のグラフを表示し、土圧の最大値が分かりやすくなった。