斜面の安定計算 Ver.9 斜面の安定性を確認するため円弧すべり・複合すべり・直線すべりなどを用い安全率や必要抑止力の計算を行います 通常価格:180,000円(税別)価格: 144,000円(税別)20%OFF(税込: 158,400円) お問い合わせ システム概要 斜面の安定計算、液状化の検討をを行うプログラムです。 斜面の安定計算では、円弧すべり・複合すべり・直線すべりなどを用い、最小安全率及び必要抑止力を算出します。 安全率に対する土質定数(C-tanφ)を計算する逆算法にも対応します。 宅地防災マニュアル基準の「谷埋め型造成盛土の安定計算」ができます。 機能および制限 すべり形態 分割法により次の4つのすべり形態から安定計算(安全率の計算、必要抑止力の計算)が行えます。 円弧すべり 複合すべり(円-直線-円、円-直線、直線-円、円-円) 直線すべり 折れ線すべり 安定計算の計算式 下表の中から計算式を選択できます。 ○1~4の数字は、計算式の数を表示しています。 指定条件の設定 以下のような条件を設定できます。 円弧すべりの中心位置指定方法が選択できます。 ・メッシュ法 ・2次メッシュ法 ・自動追跡法 円弧ラインの指定が以下の内容で設定できます。 ・NCL(Never Cut Line) :指定された線分を横切る円弧を計算しない ・MCL(Must Cut Line) :指定された線分を横切る円弧のみ計算 ・内方点(ミニマムポイント) :指定された座標を円弧内に含む場合のみ計算 ・外方点(マキシマムポイント) :指定された座標を円弧内に含まない場合のみ計算 半径指定方法の選択ができます。 ・最大・最小半径 ・底部のY座標 ・円弧の通過点 ・円弧の接線 常時と地震時(レベル1、レベル2)とを同時に検討できます。 円弧すべり、複合すべりの場合は、常時と地震時で別々のすべり面を設定する事ができます。 1つの地層内の深さによる粘着力変化の設定ができます。 地表上の鉛直方向荷重及び水平方向荷重が考慮できます。 (常時及び地震時考慮の選択、抵抗力及び滑動力考慮) 引張亀裂が考慮できます。 地震時慣性力、水平荷重の作用位置を「スライス重心」・「スライス底面」から選択できます。 円弧端の上流・下流の静水圧を考慮できます。(「フィルダム編」・「ため池整備」除く) 盛土等防災マニュアル、宅地防災マニュアル基準の「谷埋め型造成盛土の安定計算」ができます。 「土地改良耐震設計の手引き」を選択した場合、簡易堤体沈下量の計算ができます。 制限条件 総各点数・・・・・・・・・1000点 地層ブロック数・・・・・・100層 1地層ブロック構成点数・・・200点 水面を構成する点数・・・・50点 引張亀裂を構成する点数・・50点 上載荷重数・・・・・・・・40 NCL、MCL・・・・・・本数は制限なし、1本当り100点 内方点、外方点・・・・・・50点 円弧すべりの中心点数・・・X方向(99分割)、Y方向(99分割) 総補強材本数・・・・・・・500本 折れ線すべり・・・・・・・50点 入力 DXF形式・CSV形式のデータ読み込みにより、地層ブロックを取り込むことができます。 背景、線、地層の色を任意で指定できます。 必須項目を色分けし入力漏れを防ぎます。 一定間隔でデータファイルを自動的に保存することができます。 「圧密沈下の計算」(別売)と連携して沈下後の形状データを取り込むことができます。 出力 表題、土質条件、中心点の安全率、安全率コンターの表示が選択可能です。 分割片の表示が可能です。 計算結果図をDXF形式で出力することが可能です。 ニューマーク法による円弧すべりの計算 「ニューマーク法による円弧すべりの計算」(無償オプション)により、加速度波形を考慮したすべり土塊の剛体変形量(滑動変位量)を求めることができます。 逆算法 安全率を仮定して地層の強度定数(C-φ)を推定することができます。 逆算法では、C(粘着力)またはφ(内部摩擦角)を指定することも出来ます。 無補強状態の斜面のみが対象となります。 対策工検討 斜面対策工オプション(別売)と連動して下記の対策工を検討することができます。 切土補強土工法 グラウンドアンカー工法 ジオテキスタイル補強盛土工法 サンドコンパンクションパイル工法 抑止杭工法 のり枠工法 押え盛土工法 液状化の検討 液状化の判定方法 地震時の液状化の判定を行い、レベル1、レベル2(タイプⅠ、タイプⅡ)の低減係数Deを計算します。また、液状化指数PLを算出します。 土質定数は50層、N値40個まで設定できます。 解析式「道路土工軟弱地盤対策工指針:液状化地盤の安定計算」、「高規格堤防盛土設計(ΔU法)」、「土地改良施設耐震設計の手引 過剰間隙水圧を考慮した安定計算(ΔU法)」、「土地改良事業設計指針(ため池整備) 過剰間隙水圧を考慮した安定計算(ΔU法)」、「盛土等防災マニュアルの解説 過剰間隙水圧を考慮した安定計算」を選択された場合、液状化の検討で算出した抵抗率:FL値を適用することができます。 液状化指数PL値を求めることができます。 適用基準・参考文献 道路橋示方書・同解説Ⅴ耐震設計編 平成24年 3月 (日本道路協会) 道路土工 軟弱地盤対策工指針 平成24年 7月 (日本道路協会) 道路土工要綱 平成21年 6月 (日本道路協会) 土地改良事業設計指針 「ため池整備」 平成27年 5月 (農業土木学会) 詳細を見る(綜合システムHP) 斜面対策工オプション Ver.4 石積(ブロック積)擁壁設計システム Ver.1