道路橋示方書 (平成29年)に基づき部分係数法により重力式橋台の設計を行います

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道路橋示方書(平成29年)に基づき部分係数法により重力式橋台の設計を行います。部分係数法により永続・変動作用時及び液状化が生じると判定される地盤上にある場合にはレベル2地震動に対する照査を行います。

機能および制限

• 部分係数を考慮した設計ができます。
• 永続作用支配、変動作用支配及び偶発作用支配状況の設計ができます。
• 設計に用いる土圧は、次の方法に対応しています。
  ①土圧のみ　②土圧＋三角形水圧　③土圧＋残留水圧
• 土圧係数は、クーロン、修正物部・岡部式(任意)および道示簡易式に対応できます。
  （道示簡易式は背面土勾配を考慮しない場合のみ）
• 任意荷重は集中荷重・分布荷重の他、モーメント荷重が扱えます。
• 上載荷重は、3種類まで設定できますので雪荷重等にも対応できます。
• 背面土砂勾配(α)の指定ができます。
• 背面摩搾角(δ)・せん断抵抗角(φ)の任意指定ができます。
• 橋台背面アプローチ部範囲図を作図できます。

• 基礎の変位照査及び限界状態照査を行います。
• 転倒、滑動、地盤反力の安定照査を行います。
• 前面地盤の水平抵抗が考慮できます。
• 斜面傾斜には対応していません。

※杭基礎の安定計算には「杭基礎の設計Ver.9（別売）」が必要です。

• 基礎の変位照査及び限界状態照査を行います。
• 次の7種類の杭に対応しています。
  ①場所打ち杭　②鋼管杭　③RC杭　④PHC杭　⑤H鋼杭　⑥SC杭 　⑦鋼管ソイルセメント杭
• 半無限長杭、有限長杭、多層地盤系の杭が扱えます。
  (1層地盤でβlが3以上の場合には、半無限長杭として計算)
• 杭の列数は、橋軸方向・橋軸直角方向とも30列まで入力できます。
• 多層地盤系の層数は10層までとします。
• 基礎の安定計算で、一度に300ケース(荷重ケース)まで計算できます。
• 側方移動の判定照査ができます。
• 「杭基礎の耐震設計Ver.8（別売）」と連動する事により、レベル2地震時の耐震設計が行えます。

• たて壁・底版・パラペット・ウイング・突起・橋座の設計がそれぞれできます。
• たて壁、底版は無筋コンクリート断面として照査を行います。
• 耐久性能および耐荷性能照査を行います。
• 底版の断面計算は、つま先版のみを対象としています。
• 底版の計算で、底版厚さでの剛性の検討ができます。
• 底版設計で永続、変動、偶発作用時の設計ができます。
• 杭は、躯体に配置されているものとして、杭反力はつま先版には考慮できません。
• パラペットの設計は、踏み掛け版の照査及び落橋防止装置の影響を考慮して設計できます。
• 支承位置における橋座部の耐力の検討ができます。
• 落橋防止では、下部構造の水平耐力を考慮します。
• 踏み掛け版の設計ができます。
• ウイングの形状はパラレル、壁式、複合の3タイプより選択できます。
• 左右のウイングを同時に計算できます。
• 鉄筋コンクリート断面では高強度鉄筋に対応しています。
• 鉄筋コンクリートの特性値、無筋コンクリートの許容応力度を編集することができます。
• 状態図、計算結果に基づく荷重図を作図します。

詳細を見る（綜合システムHP）